Japanese
English
特集 CKD・透析・移植患者の末梢動脈疾患治療の進歩
総論
末梢動脈疾患の疫学と予後
Prevalence and prognosis of peripheral arterial disease
須原 正光
1
,
重松 邦広
1
SUHARA Masamitsu
1
,
SHIGEMATSU Kunihiro
1
1国際医療福祉大学三田病院血管外科
キーワード:
末梢動脈疾患
,
有病率
,
肢予後
,
生命予後
Keyword:
末梢動脈疾患
,
有病率
,
肢予後
,
生命予後
pp.22-25
発行日 2023年7月25日
Published Date 2023/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000806
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はじめに
末梢動脈疾患(peripheral arterial disease:PAD)は,「冠動脈以外の末梢動脈である四肢動脈・頸動脈・腹部内臓動脈・腎動脈および大動脈の閉塞性疾患」と定義されるが,狭義には上下肢虚血を指すことが多い。また本来は,急性虚血と慢性虚血の両者を包含する疾患概念であるが,本企画の主要テーマが包括的高度慢性下肢虚血(comprehensive limb-threatening ischemia:CLTI)であることを念頭に,慢性下肢虚血に焦点を絞って記載していく。また,PADの疫学と予後については「2022年改訂版 末梢動脈疾患ガイドライン」1)に詳細に記載されており,本稿はそのエッセンスに新たなデータを盛り込む形で記載した。
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