原疾患と合併症に合わせた透析導入と透析維持
末梢動脈疾患
常喜 信彦
1
,
田中 友里
1東邦大学医療センター大橋病院 腎臓内科
キーワード:
運動療法
,
炎症
,
血液透析
,
腎不全-慢性
,
腹膜透析
,
栄養失調
,
末梢動脈疾患
Keyword:
Exercise Therapy
,
Inflammation
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Peritoneal Dialysis
,
Malnutrition
,
Peripheral Arterial Disease
pp.1173-1179
発行日 2014年8月10日
Published Date 2014/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014338212
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末梢動脈疾患(PAD)は,透析患者の予後を規定する重要な合併症である.近年の医療進歩にもかかわらず,透析患者のPAD合併頻度は決して減少しているわけではない.透析導入前の保存期腎臓病からの予防対策は必須である.一方,透析導入時から維持透析期の対策はまだまだ確立されていない.透析導入期のPADスクリーニング,薬物療法や血行再建療法と同時に,運動療法の導入や慢性炎症,低栄養への介入が今後必要になると考えられる.
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