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特集 バスキュラーアクセスUpToDate
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バイオチューブによる内シャント修復術への臨床応用
First human use of an in-body tissue-engineered autologous “Biotube” vascular graft for hemodialysis arteriovenous fistula
金子 嘉志
1
KANEKO Yoshiyuki
1
1天理よろづ相談所病院
キーワード:
内シャント
,
人工血管
,
バイオチューブ
,
自己組織
,
代用血管
Keyword:
内シャント
,
人工血管
,
バイオチューブ
,
自己組織
,
代用血管
pp.297-300
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000634
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はじめに
自己血管で内シャントが作れない場合には,人工材料で作った代用血管(人工血管)を移植することが多い。しかし,人工血管内シャントは自己血管内シャントに比して感染を起こしやすく,一旦感染が起きれば人工血管の抜去が必要であり,対応が遅いと致死的な敗血症を起こしうる。人工血管感染症は透析患者における最も悩ましい問題の1つである。筆者らは,自己組織で作製した代用血管であれば感染リスクを低減させる可能性があると考え,その実用化を目指してきた。
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