Japanese
English
特集 急性腎障害(AKI)
各論―AKIの病態とその対応
感染症とAKI
Infection and acute kidney injury
後藤 大樹
1
,
安田 日出夫
1
GOTO Daiki
1
,
YASUDA Hideo
1
1浜松医科大学第一内科
キーワード:
敗血症
,
微小循環
,
代謝リプログラミング
,
アンジオテンシンⅡ
,
アルカリホスファターゼ
Keyword:
敗血症
,
微小循環
,
代謝リプログラミング
,
アンジオテンシンⅡ
,
アルカリホスファターゼ
pp.53-57
発行日 2023年1月25日
Published Date 2023/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000580
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はじめに
感染症では複数の因子が複雑に絡み合い,さまざまな急性腎障害(acute kidney injury:AKI)をきたす。脱水による有効循環血漿量の低下,敗血症性ショックに伴うサイトカインストームや播種性血管内凝固症候群による炎症,抗菌薬などの治療薬もAKIの原因となりうる。溶血性連鎖球菌感染やメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染による感染関連腎症も臨床像としてはAKIとなりうる。
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