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特集 動画で見る内視鏡イメージングの最前線
[下部消化管]
大腸腫瘍におけるIEEを駆使した拾い上げ診断
How to make full use of image-enhanced endoscopy in the detection of colorectal neoplastic lesions
坂本 琢
1
Taku Sakamoto
1
1筑波大学附属病院光学医療診療部
キーワード:
image-enhanced endoscopy
,
colon
,
lesion detection
Keyword:
image-enhanced endoscopy
,
colon
,
lesion detection
pp.204-208
発行日 2026年2月25日
Published Date 2026/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002514
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はじめに
大腸癌は本邦において罹患率・死亡率ともに高い疾患であり,早期発見・早期治療がきわめて重要である。大腸内視鏡は病変発見と治療選択の決定において中心的な役割を担ってきたが,白色光観察(white light imaging:WLI)のみでは,平坦型病変や鋸歯状病変(sessile serrated lesion:SSL)の拾い上げが難しいことがあると指摘されてきた。Kudoらは,tandem colonoscopyを用いたランダム化比較試験(randomized controlled trial:RCT)において,大腸腺腫の見逃し率(adenoma miss rate:AMR)が20〜25%前後と報告している1)。この問題を解決するために登場したのが画像強調内視鏡(image- enhanced endoscopy:IEE)である。IEEは,粘膜表面や血管構造をより明瞭に観察するための技術の総称であり,従来から用いられてきた色素法(インジゴカルミン,酢酸など)に加えて,オリンパス社のnarrow band imaging(NBI),texture and color enhancement imaging(TXI),富士フイルム社のblue laser imaging(BLI),linked color imaging(LCI)などのvirtual chromoendoscopy(VCE)が日常診療に広く導入されている。本稿では,特に拾い上げ診断に焦点をあて,各モードの特徴や臨床エビデンスを概説し,最後に現実的なモード選択について考察する。

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