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特集 胆石・膵石除去術Update
[膵石]
経乳頭的膵石治療
Transpapillary lithotripsy for pancreatic duct stones
池浦 司
1
,
丸尾 基展
1
,
折野 綾香
1
,
伊藤 嵩志
1
,
中丸 洸
1
,
桝田 昌隆
1
,
中山 新士
1
Tsukasa Ikeura
1
,
Motonobu Maruo
1
,
Ayaka Orino
1
,
Takashi Ito
1
,
Koh Nakamaru
1
,
Masataka Masuda
1
,
Shinji Nakayama
1
1関西医科大学附属病院消化器肝臓内科
キーワード:
胆石
,
慢性膵炎
,
内視鏡治療
Keyword:
胆石
,
慢性膵炎
,
内視鏡治療
pp.81-84
発行日 2026年1月25日
Published Date 2026/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002479
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はじめに
膵石症はその慢性膵炎にみられる一つの病態であり,日本の全国調査によると慢性膵炎の67.4%に膵石が併存する1)。膵石は慢性膵炎の進行とともに膵管内に形成され,膵液の流出障害の一因となるため,疼痛症状や仮性囊胞,膵性胸腹水などの合併症発症の原因となりうる。したがって,膵石除去は,疼痛緩和や慢性膵炎の病態制御の観点から重要であり,低侵襲なアプローチとしてERCPによる内視鏡治療が広く用いられている。しかし,内視鏡的膵石除去術では,胆管での胆石除去と異なり,膵石が硬いこと,主膵管径が細いこと,分枝が存在すること,主膵管狭窄を伴うことなどから,処置に難渋することが多く,膵管損傷やバスケット嵌頓などの合併症の発生を常に念頭におかなければならない。

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