Japanese
English
特集 消化管感染症のすべて2025
Ⅱ.胃
(B)真菌感染症
胃カンジダ症
Gastric candidiasis
山本 壮一郎
1
,
田尻 琢磨
2
,
幕内 博康
1
Soichiro YAMAMOTO
1
,
Takuma TAJIRI
2
,
Hiroyasu MAKUUCHI
1
1東海大学医学部付属八王子病院消化器外科
2東海大学医学部付属八王子病院病理診断科
キーワード:
胃カンジダ症
Keyword:
胃カンジダ症
pp.103-105
発行日 2025年12月24日
Published Date 2025/12/24
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002359
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
疾患の概要
カンジダ症は皮膚や食道の常在菌であるが,血液疾患や悪性腫瘍,糖尿病,長期の抗菌薬使用歴,ステロイドの使用歴などによる日和見感染として病原性を示すことがある。胃潰瘍におけるカンジダ感染例は0.12%と報告があり,比較的稀である1)。感染の機序としてカンジダが潰瘍病変形成に直接関与する場合と,潰瘍やびらん形成後に二次的にカンジダが侵入・増殖する場合があるとされる。消化性潰瘍が胃に好発する点や,潰瘍治療としてH2ブロッカーやPPIの内服中に感染した例が散見されることから後者の機序が多いと考えられている2)。

© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.

