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特集 胆膵内視鏡処置具ガイド2025
[ERCP]
ERCPカテーテル
Catheters for ERCP
竹中 完
1
Mamoru Takenaka
1
1近畿大学消化器内科
キーワード:
カテーテル
,
シングルルーメンカテーテル
,
ダブルルーメンカテーテル
Keyword:
カテーテル
,
シングルルーメンカテーテル
,
ダブルルーメンカテーテル
pp.1216-1223
発行日 2025年10月25日
Published Date 2025/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002245
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はじめに
ERCP関連手技は多岐にわたるが,そのほとんどが胆管・膵管挿管に始まり,胆管・膵管の造影評価を伴って行われる。術者はERCPカテーテルを用いて挿管を行い,造影を行い,ガイドワイヤー(GW)を留置し,病態によっては胆汁・膵液の吸引を行う。ERCPカテーテルは多くのERCP関連デバイスのなかで,最も使用頻度が高いデバイスの一つといえる。理想的なERCPカテーテルは上述を1本ですべて問題なくできるカテーテルであるが,ERCPの登場から55年が経過した現在,さまざまな特徴をもったカテーテルが各メーカーより多数開発・販売されているため,ERCPカテーテルは選択肢も最も多いデバイスの一つともいえる。

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