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特集 消化管内視鏡処置具の使い分け2025
[EMR/polypectomyで使用する処置具]
大腸Cold forceps/snare polypectomy
Cold forceps/snare polypectomy in the colorectum
平井 哲彦
1
,
今井 健一郎
1
,
堀田 欣一
1
,
伊藤 紗代
1
,
髙田 和典
1
,
川田 登
1
,
吉田 将雄
1
,
小野 裕之
1
Tetsuhiko Hirai
1
,
Kenichiro Imai
1
,
Kinichi Hotta
1
,
Sayo Ito
1
,
Kazunori Takada
1
,
Noboru Kawata
1
,
Masao Yoshida
1
,
Hiroyuki Ono
1
1静岡県立静岡がんセンター内視鏡科
キーワード:
CFP
,
CSP
Keyword:
CFP
,
CSP
pp.1131-1134
発行日 2025年9月25日
Published Date 2025/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002211
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はじめに
大腸内視鏡検査において指摘した腺腫や鋸歯状病変を切除することにより,将来の大腸癌の罹患や死亡を低減することが示され,近年では本邦においても小病変に対しても積極的な切除が普及している1)。10mm未満の小病変においては担癌割合がきわめて低いことが報告されていることから2),安全性がきわめて重要と筆者らは考える。10mm未満の小病変は1〜5mm大の病変を「微小」,6〜9mm大の病変を「小」と定義される3)。Cold forceps polypectomy(CFP)とcold snare polypectomy(CSP)は小病変の切除に用いられるが,CFPとCSPはそれぞれ異なる特性をもち,適切な適応とデバイスの選択が重要である。本稿では,それぞれの処置具の種類と使い分けについて概説する。

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