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特集 消化管静脈瘤診療Update
[内視鏡医が知っておきたい門脈圧亢進症診療]
食道胃静脈瘤に対する外科治療
Surgical treatment for esophagogastric varices
清水 哲也
1
,
吉田 寛
1
,
松下 晃
1
,
吉岡 正人
2
,
川野 陽一
1
,
上田 純志
1
,
室川 剛廣
1
,
大野 崇
1
,
濵口 暁
1
Tetsuya Shimizu
1
,
Hiroshi Yoshida
1
,
Akira Matsushita
1
,
Masato Yoshioka
2
,
Yoichi Kawano
1
,
Junji Ueda
1
,
Takahiro Murokawa
1
,
Takashi Ono
1
,
Akira Hamaguchi
1
1日本医科大学付属病院消化器外科
2日本医科大学武蔵小杉病院消化器外科
キーワード:
食道胃静脈瘤
,
手術療法
,
Hassab手術
Keyword:
食道胃静脈瘤
,
手術療法
,
Hassab手術
pp.1727-1732
発行日 2024年12月25日
Published Date 2024/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001797
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はじめに
食道・胃静脈瘤などの側副血行路は門脈圧亢進症を減圧するための門脈大循環シャントである。食道胃静脈瘤の治療では,血行遮断やシャント作成,または塞栓治療によりそのシャント効果が阻害されるため,全身にさまざまな影響を及ぼす。門脈圧亢進症による食道胃静脈瘤を治療する際には,門脈血行動態にもとづいた適切な治療法の選択が要求される。本稿では食道胃静脈瘤の外科治療について解説し,実際の腹腔鏡下Hassab手術と内視鏡治療とのcombination therapyについて供覧する。
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