門脈と脾臓のup date
門脈 食道・胃静脈瘤に対する外科治療の役割
奥村 知之
1
,
塚田 一博
,
長田 拓哉
,
澤田 成朗
,
松井 恒志
1富山大学 大学院消化器・腫瘍・総合外科
キーワード:
食道胃静脈瘤
,
脾腎静脈吻合術
,
リスク評価
,
Hassab手術
,
食道離断術
Keyword:
Esophageal and Gastric Varices
,
Splenorenal Shunt, Surgical
,
Risk Assessment
pp.32-35
発行日 2010年1月1日
Published Date 2010/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010069042
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本邦では食道・胃静脈瘤出血に対して内視鏡治療を第一選択とすることが多いが、手術適応となる症例は少なくない。手術としては食道離断術やHassab手術、選択的シャント手術が行われる。手術療法はすでに確立されており、肝機能良好例では安全で治療効果が高くよい適応である。さらに、内視鏡治療や脾動脈塞栓術など手術療法以外の治療法が無効な症例には積極的に適応されるべきであり、その手技と原理に精通しておく必要がある。
©Nankodo Co., Ltd., 2010