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特集 スキルアップ内視鏡診療
Ⅵ.胆膵
[挿入・観察]
十二指腸鏡の挿入の基本と挿入困難症例の克服の仕方
Duodenoscope intubation: Basics and techniques for difficult cases
佐々木 雅隆
1
,
石川 卓哉
1
,
山雄 健太郎
1
,
水谷 泰之
1
,
川嶋 啓揮
1
Masataka SASAKI
1
,
Takuya ISHIKAWA
1
,
Kentaro YAMAO
1
,
Yasuyuki MIZUTANI
1
,
Hiroki KAWASHIMA
1
1名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学
キーワード:
十二指腸鏡
,
挿入
,
ERCP
Keyword:
十二指腸鏡
,
挿入
,
ERCP
pp.290-294
発行日 2024年10月18日
Published Date 2024/10/18
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001702
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Tips
● 側視鏡では画面の下端中央が進行方向となるため「上を向いて歩く」ようなイメージで行う。
● 口腔から下咽頭まではほぼブラインドの操作となるため軸に対して真っすぐ挿入する。
● 食道では憩室・腫瘍・変形の可能性があり,抵抗を感じないか確認しながらスコープを進める。
● 胃内では幽門輪は一度ダウンアングルをゆっくりかけて確認する。
● 十二指腸のストレッチ操作でも抵抗を感じないことを確認する。
● 挿入困難例は用手圧迫だけでなく,把持鉗子でスコープを硬くすることが有用な場合がある。
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