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特集 膵画像診断の最新動向
各論
膵疾患診断におけるERCPの役割
Role of ERCP for diagnosis of pancreatic diseases
花田 敬士
1
,
飯星 知博
1
,
平野 巨通
1
,
天野 美緒
1
,
山雄 健太郎
1
,
佐上 晋太郎
1
,
小野川 靖二
1
,
福本 晃
1
,
橋本 義政
1
,
天野 始
1
,
日野 文明
1
Keiji HANADA
1
,
Tomohiro IIBOSHI
1
,
Naomichi HIRANO
1
,
Mio AMANO
1
,
Kentaro YAMAO
1
,
Shintaro SAGAMI
1
,
Seiji ONOGAWA
1
,
Akira FUKUMOTO
1
,
Yoshimasa HASHIMOTO
1
,
Hajime AMANO
1
,
Fumiaki HINO
1
1JA広島厚生連尾道総合病院 消化器内科
1Department of Gastroenterology,Onomichi General Hospital
キーワード:
ERCP
,
ENPD
,
IDUS
,
IPMN
,
小膵癌
Keyword:
ERCP
,
ENPD
,
IDUS
,
IPMN
,
小膵癌
pp.153-159
発行日 2012年3月15日
Published Date 2012/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100539
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要旨
MRCPの進歩により診断目的のERCPは減少しているが,MRCPで認めた異常所見の確認や鑑別診断にERCPが必要とされる症例は少なくない.近年微小膵癌の診断において軽微な膵管狭窄,分枝膵管の描出,ENPD留置を併用した膵液細胞診の有用性が報告されている.またブラッシング,生検,IDUSなど膵管にアプローチを行う手技を併用して鑑別を行う場合もある.膵IPMNの診断では囊胞壁の結節,膵管内への腫瘍進展の有無などの判定にIDUSが有用である.今後,合併症に留意しつつ手技の有用性を活かした診断体系の構築が必要であろう.
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