Japanese
English
特集 十二指腸・小腸疾患アトラス
Ⅱ.炎症性疾患
感染症:細菌性
カンピロバクター腸炎
Campylobacter enteritis
大川 清孝
1,2
,
佐野 弘治
1
,
福島 裕子
3
Kiyotaka Okawa
1,2
,
Koji Sano
1
,
Yuko Fukushima
3
1大阪市立十三市民病院消化器内科
2淀川キリスト教病院消化器内科
3大阪市立十三市民病院病理診断科
キーワード:
カンピロバクター腸炎
,
小腸
,
内視鏡
Keyword:
カンピロバクター腸炎
,
小腸
,
内視鏡
pp.556-557
発行日 2024年4月25日
Published Date 2024/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001358
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疾患の概要
以前は,本症のおもな罹患部位は空腸や回腸と考えられていたが,大腸内視鏡検査の出現により,大腸に高頻度に,しかも広範囲に病変がみられることが判明した。本症の症状は大腸病変に起因すると考えられている。そのため,もし小腸に病変が存在したとしても大腸病変に比べて,その臨床像に与える影響は少ない。小腸病変の頻度や内視鏡像に関しては明らかではないが,終末回腸の病変に関しては,内視鏡観察が可能であるため,その頻度や内視鏡像は判明している。
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