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特集 大腸内視鏡のトラブルシューティング
[診断におけるトラブルシューティング]
腫瘍・非腫瘍の診断で迷うときどうする?
What should we do when the distinction between neoplastic and non-neoplastic lesions is difficult?
豊島 治
1
,
西澤 俊宏
1,2
,
吉田 俊太郎
1,3
,
松野 達哉
1
,
魚住 健志
1,4
,
齋藤 潤信
1,4
,
水谷 浩哉
1,5
,
畑 啓介
6
,
斎藤 豊
4
Osamu Toyoshima
1
,
Toshihiro Nishizawa
1,2
,
Shuntaro Yoshida
1,3
,
Tatsuya Matsuno
1
,
Takeshi Uozumi
1,4
,
Mitsunobu Saito
1,4
,
Hiroya Mizutani
1,5
,
Keisuke Hata
6
,
Yutaka Saito
4
1とよしま内視鏡クリニック
2国際医療福祉大学成田病院消化器内科
3吉田医院
4国立がん研究センター中央病院内視鏡科
5東京大学消化器内科
6日本橋室町三井タワーミッドタウンクリニック
キーワード:
腺腫
,
過形成性ポリープ
,
鋸歯状ポリープ
Keyword:
腺腫
,
過形成性ポリープ
,
鋸歯状ポリープ
pp.359-363
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001273
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はじめに
スクリーニング大腸内視鏡(colonoscopy:CS)の主要な目的は大腸癌の早期診断と前癌病変の切除による大腸癌の予防である。一般的に腫瘍は前癌病変に相当するため切除し,非腫瘍は癌化しないため経過観察することが望ましいと考えられている。日常診療において,発見される病変の70~80%は5mm以下の微小病変である1)。微小病変では腫瘍か非腫瘍の診断に迷うことがしばしばあるため,どのように対処するか述べる。
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