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特集 診療に役立つ内視鏡分類2024
[食道]
好酸球性消化管疾患
Eosinophilic gastrointestinal disorder
石村 典久
1
Norihisa Ishimura
1
1島根大学医学部内科学講座第二
キーワード:
好酸球性食道炎
,
好酸球性胃炎
,
内視鏡分類
Keyword:
好酸球性食道炎
,
好酸球性胃炎
,
内視鏡分類
pp.42-47
発行日 2024年1月25日
Published Date 2024/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001192
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Ⅰ.疾患の概要
好酸球性消化管疾患(eosinophilic gastrointestinal disorder:EGID)は,消化管に好酸球を主体とした慢性炎症が生じることで,さまざまな機能的・器質的障害を生じる疾患の総称である。EGIDの病態として,消化管局所における食物や空気中の抗原に対するTh2型の過剰な免疫応答が重要と考えられている。近年,欧米諸国において好酸球性食道炎(eosinophilic esophagitis:EoE)の有病率が急激に増加しており,本邦においても特に検診施設での上部消化管内視鏡検査を契機に診断される頻度が増加している。
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