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特集 内科と外科のコラボレーション手術の今
[胃粘膜下腫瘍に対するコラボレーション手術]
【Note】EFTR―pure EFTRかone-port留置下か。進行中の先進医療の狭間で
Endoscopic resection with one port placement (EROPP): a steppingstone to pure endoscopic full thickness resection (EFTR)
平澤 欣吾
1
,
澤田 敦史
1
,
國崎 主税
2
,
前田 愼
3
Kingo Hirasawa
1
,
Atsushi Sawada
1
,
Chikara Kunisaki
2
,
Shin Maeda
3
1横浜市立大学附属市民総合医療センター内視鏡部
2横浜市立大学附属市民総合医療センター外科
3横浜市立大学附属病院消化器内科学
キーワード:
EFTR
,
GIST
,
EROPP
Keyword:
EFTR
,
GIST
,
EROPP
pp.1559-1561
発行日 2023年11月25日
Published Date 2023/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001113
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はじめに
胃gastrointestinal mesenchymal tumor(GIMT)に対するendoscopic full-thickness resection(EFTR)の報告の多くは中国からである。一方で本邦はESDの発祥の地でありながら,この全層切除に対してはいまだ黎明期である。ESDではむしろ偶発症として扱われる全層切除に対し,技術的問題や術中管理,そして創閉鎖に関する安全性の議論がいまだ不十分と考えられているからである。しかしここ数年では本邦でも徐々に報告が増え,さまざまな懸念,問題点を解決する工夫も散見されるようになってきた1)。
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