Japanese
English
特集 胃疾患アトラス 改訂版
各論
Ⅳ. びまん性病変
1. びまん性炎症性病変
薬剤関連胃粘膜病変―免疫チェックポイント阻害薬関連病変―
Drug-induced gastric mucosal injury: immune checkpoint inhibitor-related lesions
齋藤 慶太
1
,
大園 太貴
2
,
南雲 大暢
1
Keita SAITO
1
,
Daiki OZONO
2
,
Hironobu NAGUMO
1
1亀田総合病院消化器内科
2柳川病院消化器内科
キーワード:
白色浸出物
,
発赤
,
びらん
Keyword:
白色浸出物
,
発赤
,
びらん
pp.266-267
発行日 2022年10月20日
Published Date 2022/10/20
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000445
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
疾患の概要
免疫チェックポイント阻害薬投与後の免疫関連有害事象として,消化管毒性は皮膚毒性に次いで多いことが知られている。しかし,胃炎は比較的稀な病態であり,正確な頻度は不明である。筆者らの知る限りでは,これまでに17例が報告されている1)。年齢の中央値は68歳,発症時期の中央値は24週であり,原因薬剤はほとんどがニボルマブとペムブロリズマブである。症状は心窩部痛,食欲不振,嘔吐が多い。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.