特集 小腸内視鏡が変えた疾患マネージメント
診断能が大きく向上した病態 小腸悪性腫瘍
岡 志郎
1
,
平田 一成
,
隅岡 昭彦
,
飯尾 澄夫
,
壷井 章克
,
田中 信治
1広島大学病院 消化器・代謝内科
キーワード:
カルチノイド腫瘍
,
癌腫
,
鑑別診断
,
生検
,
発生率
,
リンパ腫
,
アルゴリズム
,
Gastrointestinal Stromal Tumor
,
小腸腫瘍
,
カプセル内視鏡法
,
バルーン小腸内視鏡法
,
小腸内視鏡法
,
非上皮性腫瘍
Keyword:
Carcinoma
,
Carcinoid Tumor
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Lymphoma
,
Balloon Enteroscopy
,
Algorithms
,
Incidence
,
Capsule Endoscopy
,
Gastrointestinal Stromal Tumors
pp.1855-1861
発行日 2021年12月25日
Published Date 2021/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/J02312.2022082032
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カプセル内視鏡とバルーン内視鏡の普及に伴い、小腸悪性腫瘍の内視鏡的特徴が明らかとなってきた。内視鏡診断に際しては、局在、単発性か多発性か、色調、表面性状、病変の可動性の有無などを参考にして鑑別診断を行うが、各小腸悪性腫瘍の典型的な内視鏡所見を理解しておくことが重要である。粘膜下腫瘍を除く確定診断にはバルーン内視鏡下の生検が有用であり、出血リスクを考慮したうえで結節部や潰瘍辺縁から確実に行う必要がある。
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