特集 エキスパートに学ぶ、安全で楽な外来内視鏡
今日の外来内視鏡診療 リピーターを呼ぶ大腸内視鏡
樫田 博史
1
1近畿大学 医学部消化器内科
キーワード:
圧力
,
医療関係者の態度
,
S状結腸
,
大腸内視鏡法
,
大腸疾患
,
呼吸
,
姿勢
,
肥満
,
病歴聴取
,
癒着
,
精神鎮静法
,
横行結腸
,
上行結腸
,
外来診療
,
処置痛
Keyword:
Attitude of Health Personnel
,
Obesity
,
Pain, Procedural
,
Pressure
,
Respiration
,
Tissue Adhesions
,
Colonoscopy
,
Posture
,
Colon, Sigmoid
,
Medical History Taking
,
Ambulatory Care
,
Colon, Ascending
,
Colon, Transverse
pp.1019-1026
発行日 2021年6月25日
Published Date 2021/6/25
DOI https://doi.org/10.24479/J02312.2021304954
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大腸内視鏡でリピーターを呼ぶための最も重要なポイントは、被検者に苦痛を与えないことである。そのためには軸保持短縮を基本とし、体格や過去の検査記録などを参考にしてスコープを的確に選択したうえで、体位変換・用手圧迫・呼吸調節などを利用することがコツである。挿入そのものに熟達することが重要なのはいうまでもないが、セデーションの活用、被検者にとって快適な雰囲気づくりと謙虚な態度、被検者に対する十分な情報収集、詳細な検査記録とその活用も忘れてはならない。
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