研究
シナカルセト塩酸塩からエボカルセトへ切り替え後、1年間を通して1mgで維持可能であった血液透析患者の特性
土屋 洋平
1
,
伊藤 恭子
,
安藤 哲郎
,
筒井 貴朗
,
小川 哲也
,
永野 伸郎
1日高会日高病院 腎臓病治療センター
キーワード:
Calcium
,
血液透析
,
副甲状腺機能亢進症-続発性
,
副甲状腺ホルモン
,
腎不全-慢性
,
投薬計画
,
Cinacalcet
,
Evocalcet
Keyword:
Drug Administration Schedule
,
Hyperparathyroidism, Secondary
,
Renal Dialysis
,
Cinacalcet
,
Kidney Failure, Chronic
,
Calcium
,
Parathyroid Hormone
,
Evocalcet
pp.141-148
発行日 2020年7月25日
Published Date 2020/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/J00714.2021009563
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シナカルセト塩酸塩からエボカルセトに切り替え後、1年間を通して投与量が1mgで維持可能であった血液透析患者を解析した。その結果、1年間を通して1mgで維持可能であった患者(1mg継続群)は147例中36例(24.5%)、一方、用量調節群は111例(75.5%)であった。1mg継続群は用量調節群と比べ、切り替え前のシナカルセト投与量が有意に少なく、血清iPTH値は有意に低値を示し、Ca非含有P吸着薬の投与割合が有意に少なかった。用量調節群では切り替え後に血清iPTH値、血清補正Ca値の有意な上昇が認められたが、1mg継続群では切り替えによる有意な変化はみられなかった。
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