研究
スクロオキシ水酸化鉄製剤の剤形変更は、服薬しやすさ、および服薬アドヒアランスを向上させる チュアブル錠から顆粒剤への切り替え
高橋 愛里
1
,
林 秀輝
,
高橋 伴彰
,
西澤 広子
,
斎藤 たか子
,
内山 和彦
,
竹内 茂
,
安藤 哲郎
,
筒井 貴朗
,
伊藤 恭子
,
永野 伸郎
1日高会日高病院 腎臓病治療センター
キーワード:
質問紙法
,
血液透析
,
腎不全-慢性
,
経口投与
,
高リン酸血症
,
服薬アドヒアランス
,
患者の好み
,
顆粒剤
,
チュアブル錠
,
Sucroferric Oxyhydroxide
Keyword:
Renal Dialysis
,
Kidney Failure, Chronic
,
Administration, Oral
,
Sucroferric Oxyhydroxide
,
Medication Adherence
,
Patient Preference
,
Hyperphosphatemia
pp.513-516
発行日 2019年9月25日
Published Date 2019/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/J00714.2020021980
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当院と関連施設2病院で週3回の血液透析を3ヵ月以上安定して継続中の外来患者39名を対象とし、チュアブル錠から顆粒剤へ切り替える前後にアンケートを行い、「開封のしやすさ」「飲みやすさ」「アドヒアランス(処方された薬をどの程度飲んでいるか)」などについて、それぞれ5件法で回答を求め、切り替え前後で比較した。結果、開封のしやすさについて「開けやすい」と答えた割合は切り替え前後とも41%であったが、「やや開けやすい」の割合はチュアブルの5%に対し顆粒は23%と高かった。「飲みやすい」「やや飲みやすい」と答えた割合はチュアブルの26%に対し顆粒は62%と倍以上高かった。アドヒアランスについて「全部飲んでいる」「ほとんど全部飲んでいる」と答えた割合はチュアブルが90%、顆粒が100%であった。
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