発行日 2015年5月10日
Published Date 2015/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015266770
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リン吸着薬の錠形による影響について検討した。日本製セベラマー塩酸塩錠(250mg錠)を内服し、その後、米国製セベラマー塩酸塩錠(800mg錠)を内服した維持透析患者55例を対象とした。また、炭酸ランタンチュアブル錠を2ヵ月以上内服後に顆粒を投与した維持透析患者20例を対象とした。セベラマー塩酸塩錠変更により錠剤の大きさなどにより5例に内服拒否があった。また、変更により内服用量に若干の変更が生じた。P、Ca、i-PTHの変動はなく、米国製は概ね国産と同様のアドヒアランスであったと推測した。アンケートでは、飲みづらいとの回答が半数以上あった。炭酸ランタンのアンケートでは、16例がチュアブル錠、4例が顆粒を選択していた。
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