特集 抗菌薬の「なぜ?」に答える
新生児・乳児のGBS感染症
松原 康策
1
1神戸市民病院機構神戸市立西神戸医療センター 小児科
キーワード:
Ampicillin
,
Penicillin G
,
Streptococcus agalactiae
,
危険因子
,
母性年齢35歳以上
,
連鎖球菌感染症
,
診療ガイドライン
,
髄膜炎-細菌性
,
菌血症
Keyword:
Meningitis, Bacterial
,
Bacteremia
,
Practice Guidelines as Topic
,
Penicillin G
,
Streptococcal Infections
,
Streptococcus agalactiae
,
Risk Factors
,
Ampicillin
pp.1489-1493
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021021164
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<Key Points>(1)GBSは、新生児期から乳児期早期に、敗血症(菌血症)と髄膜炎を呈する重篤な細菌感染症である。(2)小児期侵襲性GBS感染症に対する診療ガイドラインは、わが国の関連学会では示されていない。(3)2019年に米国小児科学会から管理指針が示されている。(4)GBSの治療の第一選択薬は現在でもペニシリンでよい。(5)ペニシリン低感受性GBSが日本人の妊婦腟から分離された報告があり、今後も継続して監視の必要がある。
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