特集 「小児の鎮痛・鎮静」を実践するためのTIPS
小児における鎮痛・鎮静 鎮痛(疼痛コントロール)の実際 救急外来
松井 鋭
1
1兵庫県立こども病院 救急総合診療科
キーワード:
Epinephrine
,
リラクゼーション
,
Tetracaine
,
病院救急医療サービス
,
コミュニケーション
,
脊椎穿刺
,
疼痛測定
,
腹痛
,
小児保健医療サービス
,
浸潤麻酔
,
疼痛管理
,
プリパレーション(心理的準備)
,
Lidocaine-Prilocaine
Keyword:
Epinephrine
,
Tetracaine
,
Child Health Services
,
Communication
,
Abdominal Pain
,
Lidocaine, Prilocaine Drug Combination
,
Pain Measurement
,
Emergency Service, Hospital
,
Spinal Puncture
,
Anesthesia, Local
,
Relaxation
,
Pain Management
pp.931-934
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020346814
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<Key Points>(1)救急外来では慌ただしい状況であることが多く、かつ患者の多くが初めて顔を合わせる相手であるため、疼痛の認識や対応が難しい。(2)医療者は、常に鎮痛可能な疼痛への対応が救急外来の忙しさのあまり後回しになっていないかを確認する必要がある。(3)麻薬性鎮痛薬を使用する際はとくに、呼吸循環障害に備えて事前の準備や評価を怠らないようにする。(4)腹痛の患者に鎮痛を行うことで診断エラーを増加させることはない。(5)腰椎穿刺時に鎮痛を行うことは、新生児においても成功率を低下させることなく疼痛スコアを改善させる。
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