特集 「小児の鎮痛・鎮静」を実践するためのTIPS
総論 鎮痛・鎮静の際のプリパレーションやディストラクションの意義
深澤 一菜子
1
,
作田 和代
1静岡県立こども病院
キーワード:
リラクゼーション
,
疼痛
,
疼痛測定
,
チーム医療
,
疼痛管理
,
プリパレーション(心理的準備)
Keyword:
Pain
,
Patient Care Team
,
Pain Measurement
,
Relaxation
,
Pain Management
pp.885-889
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020346804
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<Key Points>(1)鎮痛や鎮静が必要な状況におけるCLS介入は、子どものトラウマを予防し、できるかぎり医療経験が前向きなものとなることを目的としている。(2)プリパレーションでは処置や検査の必要性や痛みを含めた事実を伝え、一緒に乗り越えるための方法を考える。(3)子どもの痛みや不快をなるべく具体的に捉え、多職種チームで専門的知識を活用した対処法を子どもや家族と一緒に考えることが大切である。(4)ディストラクションの場面では子どもにとっての快刺激を増やし、不快刺激を減らすことが重要である。
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