特集 小児科医が知っておきたい精神医学
症状からみた鑑別診断・対応のポイント 抑うつ状態(躁状態)
吉村 裕太
1
,
宇佐美 政英
1国立国際医療研究センター国府台病院 児童精神科
キーワード:
医療関係者の態度
,
うつ病
,
感情
,
鑑別診断
,
躁病
,
同一化(心理学)
,
病歴聴取
,
Serotonin Uptake Inhibitors
,
抑うつ
,
自殺念慮
,
自閉症スペクトラム障害
,
心理社会的支援システム
,
患者理解
,
傾聴
Keyword:
Attitude of Health Personnel
,
Diagnosis, Differential
,
Identification, Psychological
,
Autism Spectrum Disorder
,
Serotonin Uptake Inhibitors
,
Psychosocial Support Systems
,
Mania
,
Emotions
,
Depression
,
Depressive Disorder
,
Medical History Taking
,
Suicidal Ideation
pp.1891-1895
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020088622
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<Key Points>(1)抑うつを「抑うつ気分」、「抑うつ状態」、「うつ病」に区別して理解に生かす。(2)抑うつが身体疾患や薬物の副作用によるものではないかをチェックし、まず心理社会的治療を行っていくことが重要である。そのうえで薬物療法や入院の必要性の検討を行っていく。(3)自殺念慮と精神病症状の問診は重要である。
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