特集 小児科医が知っておきたい精神医学
症状からみた鑑別診断・対応のポイント 場面緘黙、不安
岸本 真希子
1
1国立成育医療研究センター こころの診療部乳幼児メンタルヘルス診療科
キーワード:
質問紙法
,
恐怖
,
行動療法
,
コミュニケーション
,
発達障害
,
鑑別診断
,
心理的ストレス
,
病歴聴取
,
不安
,
無言症
,
夢
,
睡眠時随伴症
Keyword:
Behavior Therapy
,
Developmental Disabilities
,
Diagnosis, Differential
,
Dreams
,
Stress, Psychological
,
Fear
,
Communication
,
Mutism
,
Medical History Taking
,
Anxiety
,
Parasomnias
pp.1884-1886
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020088620
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<Key Points>(1)子どもの場面緘黙、不安は早期発見・早期対応が望ましい。(2)場面緘黙は不安障害であり、その理解において、不安・恐怖体験の学習と自己強化の概念が重要である。(3)対応の基本は、発話へのプレッシャーをかけないこと、発話を回避する環境を作りすぎないこと、スモールステップで挑戦していくことである。
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