特集 境界領域の診療
耳鼻咽喉科的疾患 摂食嚥下障害
益田 慎
1
,
守本 倫子
1広島県立広島病院 小児感覚器科
キーワード:
経腸栄養
,
嚥下障害
,
チーム医療
,
言語聴覚士
,
摂食機能障害
,
嚥下訓練
Keyword:
Enteral Nutrition
,
Deglutition Disorders
,
Patient Care Team
pp.1414-1417
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020041487
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<Key Points>(1)発音の異常や空気嚥下症など、一見すると摂食嚥下とは無関係な症状から摂食嚥下障害が見つかることがある。(2)嚥下は延髄を中心とした反射運動だが、摂食は大脳も含めた複雑な神経機構がかかわっている。ちょっとした中枢神経の障害で容易に摂食嚥下障害はひき起こされる。(3)さまざまな職種が、時に病院という枠をこえてチームを形成し機能しなければ、摂食嚥下障害の治療や(リ)ハビリテーションは成立しない。
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