特集 境界領域の診療
耳鼻咽喉科的疾患 喉頭軟化症
廣瀬 正幸
1
1大阪府立病院機構大阪母子医療センター 耳鼻咽喉科
キーワード:
胃食道逆流
,
嚥下障害
,
食事療法
,
制酸剤
,
紹介と相談
,
喉頭軟化症
,
耳鼻咽喉科医
,
病態生理
Keyword:
Diet Therapy
,
Otolaryngologists
,
Gastroesophageal Reflux
,
Referral and Consultation
,
Deglutition Disorders
,
Antacids
,
Laryngomalacia
pp.1401-1404
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020041484
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<Key Points>(1)乳児の喘鳴の原因としてもっとも多い疾患である。(2)声門上構造が吸気時に喉頭内腔に虚脱する所見が得られれば診断は容易であるが、過剰診断、過少診断が多いので注意が必要である。(3)通常は経過観察のみで軽快するが、まれに体重増加不良、哺乳障害がある場合などは手術の適応になる。(4)気道合併症がない場合は声門上形成術が有効であるが、国内で行っている施設は少なく注意が必要である。
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