特集 境界領域の診療
耳鼻咽喉科的疾患 気道異物
樋口 昌孝
1
1国立成育医療研究センター呼吸器科
キーワード:
異物
,
胸部X線診断
,
触診
,
窒息
,
聴診
,
病歴聴取
,
紹介と相談
,
気道内誤嚥
,
耳鼻咽喉科医
Keyword:
Foreign Bodies
,
Otolaryngologists
,
Referral and Consultation
,
Asphyxia
,
Palpation
,
Radiography, Thoracic
,
Medical History Taking
,
Auscultation
,
Respiratory Aspiration
pp.1405-1409
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020041485
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<Key Points>(1)気道異物は疑うことが大切である。(2)異物が「ない」と診断することは非常に難しい。(3)下気道異物の症状には、いろいろなパターンがある。(4)異物吸引早期に、CTなどの診断のため鎮静薬を使用した場合、急速に呼吸状態の悪化や無気肺をきたすことがある。(5)窒息状態でなければ、無理な摘出を試みず、摘出できる施設にまずは連絡する。(6)異物が起きないよう啓発することが大切である。
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