特集 境界領域の診療
耳鼻咽喉科的疾患 咽後膿瘍・深頸部膿瘍
吉冨 愛
1
1東京都立小児総合医療センター 耳鼻いんこう科
キーワード:
ドレナージ
,
局所解剖学
,
咽後膿瘍
,
Sultamicillin
,
気道確保
,
深頸部膿瘍
,
頭部CT
Keyword:
Drainage
,
Retropharyngeal Abscess
,
Anatomy, Regional
,
Airway Management
,
Sultamicillin
pp.1396-1400
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020041483
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<Key Points>(1)保存的治療で経過をみる場合や、十分な排膿が得られなかった場合には、48時間以内に再評価し、改善がなければ切開排膿を行うべきである。(2)急激な呼吸状態の悪化に注意が必要である。(3)川崎病との鑑別が必要である。(4)切開排膿すべきか迷う症例、気道狭窄がある症例は、排膿されない可能性も説明したうえで、穿刺・切開を行ったほうがよい。
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