特集 予防接種パーフェクトガイド
注意を必要とする疾患・病態 早産児、低出生体重児
鈴木 亮子
1
,
岡崎 薫
1東京都立小児総合医療センター 新生児科
キーワード:
インフルエンザワクチン
,
未熟児
,
予防接種
,
低出生体重児
,
B型肝炎ワクチン
,
ロタウイルスワクチン
,
Palivizumab
Keyword:
Influenza Vaccines
,
Infant, Premature
,
Palivizumab
,
Infant, Low Birth Weight
,
Vaccination
,
Hepatitis B Vaccines
,
Rotavirus Vaccines
pp.1563-1569
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021034498
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●低出生体重児の予防接種は、接種時の児の状態がよければ安全で接種量や回数を減らす必要はない。●獲得抗体価は、B型肝炎ワクチンを除き、早産児と正期産児でほぼ同様である。●HBs抗原陽性の母親から出生した低出生体重児には、生後2ヵ月時にも接種が必要である。●NICU入院中のロタウイルスワクチン接種で、院内感染を起こすことはまれである。●インフルエンザワクチンは、免疫反応が低い生後6ヵ月でも抗体を十分獲得できる。
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