特集 人工知能(AI)と小児医療
希少疾患(遺伝子関連疾患)
要 匡
1
1国立成育医療研究センター ゲノム医療研究部
キーワード:
遺伝性疾患
,
人工知能
,
コンピュータ支援診断
,
ファクトデータベース
,
希少疾患
Keyword:
Artificial Intelligence
,
Diagnosis, Computer-Assisted
,
Databases, Factual
,
Genetic Diseases, Inborn
,
Rare Diseases
pp.88-90
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019141078
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<Key Points>(1)現在のAIは、自然言語処理、深層学習、画像解析を得意とし、ビッグデータの学習が行える。一方、効果的な活用には大量のデータを必要とする。(2)個々の希少疾患については、大量の臨床データを収集することは難しいため、通常の機械学習は困難である。(3)OMIMや文献情報を含む遺伝性疾患データベースを利用した、所見に基づく遺伝性疾患のAI診断支援システムが構築されつつある。(4)AIは、画像診断を得意としており、希少疾患の一部についてもAI画像診断は応用され始めている。
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