症例
臍欠損に対してパラソル型切開による造臍術を施行した1例
佐伯 勇
1
,
向井 亘
,
尾山 貴徳
,
今治 玲助
1広島大学病院 小児外科
キーワード:
形成外科
,
瘢痕
,
臍
,
癒着
,
腹壁破裂
Keyword:
Gastroschisis
,
Reconstructive Surgical Procedures
,
Tissue Adhesions
,
Cicatrix
,
Umbilicus
pp.884-887
発行日 2021年8月25日
Published Date 2021/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/J00645.2021354272
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3歳女児。腹壁破裂術後の臍欠損に対して手術の方針となった。術前所見では腹部正中の上腹部寄りに縦6cm、横3cmの肥厚性瘢痕がみられ、臍は欠如していた。パラソル型皮膚切開による造臍術後、創部を術後1週間にわたり圧迫とテーピングを継続した結果、術後1年半経過現在、臍はほぼ左右対称で臍縁横径12mmであり、位置、形態ともに良好である。
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