症例
外陰部下垂感を主訴に受診となった陰唇癒着症の1例
黒須 博之
1
1JA北海道厚生連帯広厚生病院 産婦人科
キーワード:
Chloramphenicol
,
Estriol
,
形成外科
,
腟内投与
,
排尿障害
,
癒着
,
陰唇癒合
,
癒着剥離術
Keyword:
Reconstructive Surgical Procedures
,
Tissue Adhesions
,
Chloramphenicol
,
Estriol
,
Urination Disorders
,
Administration, Intravaginal
pp.356-359
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020163537
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陰唇癒着症は後天的に左右の陰唇が正中で癒着し腟前庭部を覆う外陰部疾患であり、低エストロゲン状態を背景に脆弱になった外陰部に感染・炎症・外傷などが加わった際に、その治癒過程で生じるとされる。超高齢社会となり、今後、本疾患が増加することが予想される。排尿障害の原因に隠れていた本疾患に対する手術療法が、quality of life(QOL)の改善につなげられたので報告する。
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