特集 食道胃接合部の新展開
食道胃接合部領域の炎症と化生 食道裂孔ヘルニアとGERD 診断と治療の新展開
角 一弥
1
,
藤吉 祐輔
,
島村 勇人
,
田邉 万葉
,
井上 晴洋
1昭和大学江東豊洲病院 消化器センター
キーワード:
胃食道逆流
,
食道鏡法
,
食道裂孔ヘルニア
,
胃底皺襞形成術
,
治療成績
,
下部食道括約筋
,
内視鏡的粘膜切除術
,
胃内圧測定
Keyword:
Fundoplication
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Esophagoscopy
,
Hernia, Hiatal
,
Gastroesophageal Reflux
,
Treatment Outcome
,
Esophageal Sphincter, Lower
pp.707-713
発行日 2020年5月25日
Published Date 2020/5/25
DOI https://doi.org/10.24479/J02312.2020385453
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GERD患者が増加するにつれ、スクリーニング内視鏡検査でGERD患者に頻繁に遭遇するようになった。GERDがcommon diseaseといわれるなかで、食道裂孔ヘルニアとGERDの関係はよく指摘されているものの、それをどのように解釈し、どのように治療につなげていくかは重要な課題である。通常内視鏡検査で食道運動機能を予測できれば、患者の負担をより軽減し、なおかつ治療を選択するうえで大きな助けとなる。本稿では食道裂孔ヘルニア・GERDの解釈として、当院で行っているCO/SHスケールおよびEPSIS、そして内視鏡治療について概説する。
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