特集 神経線維腫症1型(Recklinghausen病)の病態と治療:小児外科医のかかわり・役割
縦隔に発生したatypical neurofibromatous neoplasms of uncertain biologic potential(ANNUBP)の1例
菱木 知郎
1
,
藤野 明浩
,
田原 和典
,
川久保 尚徳
,
山田 洋平
,
森 禎三郎
,
沓掛 麻衣
,
藤田 拓郎
,
三宅 和恵
,
工藤 裕実
,
義岡 孝子
,
宮嵜 治
,
金森 豊
1国立成育医療研究センター 臓器・運動器病態外科部外科
キーワード:
開胸術
,
腫瘍細胞形質転換
,
MRI
,
縦隔腫瘍
,
神経線維腫症1型
,
Apparent Diffusion Coefficient
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Neurofibromatosis 1
,
Cell Transformation, Neoplastic
,
Thoracotomy
,
Mediastinal Neoplasms
pp.1237-1241
発行日 2019年12月25日
Published Date 2019/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/J00645.2020178315
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9歳男児。3歳時より頸部の神経線維腫症1型(NF1)の経過観察中であった。今回、胸部MRI検査にて左上縦隔のPN(網状神経線維腫)病変内に悪性化を疑う腫瘤像を認めたため腫瘍全摘術を行った。その結果、病理組織学的に縦隔に発生したANNUBPと診断された。術後1年経過で新規病変の出現は認められていない。
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