特集 血漿交換療法
2.血漿交換の実際
岡戸丈和
1
,
大久保淳
2
Tomokazu Okado
1
,
Atsushi Ohkubo
2
1東京医科歯科大学医学部附属病院 血液浄化療法部 部長
2東京医科歯科大学医学部附属病院 MEセンター副技師長
pp.1449-1458
発行日 2018年9月30日
Published Date 2018/9/30
DOI https://doi.org/10.20837/52018101449
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血漿交換療法は,病因物質の除去や不足物質の補充を目的とした対症療法である。疾患の病勢コントロールのためには,病因物質の産生を抑えるほかの治療法との併用療法が基本となってくる。そのため,原疾患の病態や病因物質の動態はもちろんのこと,各血漿交換療法や各置換液などの長所や短所を十分に理解することが,安全かつ効果的な治療につながる。