特集 改訂造血器腫瘍WHO分類2016 ~概要と意義~
6.アグレッシブB細胞リンパ腫
大間知謙
1
Ken Ohmachi
1
1東海大学医学部内科学系 血液・腫瘍内科 講師
pp.401-407
発行日 2017年2月28日
Published Date 2017/2/28
DOI https://doi.org/10.20837/5201703065
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アグレッシブB細胞リンパ腫における主な改訂点は,diffuse large B-cell lymphomaで細胞起源による区別が明記されるようになったこと,MYCとBCL2またはBCL6(あるいは両者)の再構成を有する,いわゆるdouble hit lymphomaが独立したカテゴリーとして扱われるようになったことである。将来的に治療の層別化に影響を与える可能性がある改訂であり,これからの日常診療でもこれらを意識した診断と診療が必要になってくるだろう。