特集 造血器腫瘍の分子標的治療の進歩
4.B細胞リンパ腫/慢性リンパ性白血病
丸山大
1
Dai Maruyama
1
1国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科 病棟医長
pp.1749-1757
発行日 2015年11月30日
Published Date 2015/11/30
DOI https://doi.org/10.20837/5201512051
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B細胞リンパ腫/慢性リンパ性白血病に対する新薬開発が盛んである。特にrituximabに続く新規抗CD20抗体や,B細胞リンパ腫の発症や増殖に関わるB-cell-receptorシグナル経路を阻害する薬剤を組み込んだ複数の臨床試験が行われており,有望な試験結果が報告されつつある。再発・難治患者に対する有効な治療選択肢が増えるとともに,初発患者に対する新たな標準治療の確立が期待されている。