特集 骨髄異形成症候群(MDS)の病態解明と治療の現状
7.骨髄異形成症候群に対する新薬開発の状況
小林幸夫
1
Yukio Kobayashi
1
1国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科 外来医長
pp.1499-1503
発行日 2014年9月30日
Published Date 2014/9/30
DOI https://doi.org/10.20837/5201410073
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MDSの治療薬として,代謝拮抗剤,分子標的薬を主体に新規薬剤が開発されており,日本でも比較的早い段階の第 I 相, II 相の薬剤の治験が行われている。MDSは病態,ゲノム異常など,高齢者AMLと一部重なるので,これら新規薬剤はその両方を考えた開発も多く,第 II 相では有望とされる薬剤もいくつか存在する。