特集 血液病の皮膚病変を診る
序 ~血液病関連皮膚病変の多様性とアプローチしやすい皮膚の利点~
戸倉新樹
1
Yoshiki Tokura
1
1浜松医科大学 皮膚科学 教授
pp.683-686
発行日 2014年4月30日
Published Date 2014/4/30
DOI https://doi.org/10.20837/5201405025
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本特集では,従来あまり扱われなかった今日的なテーマに焦点をあてた。これらは,血管炎と全身疾患,IgG4関連疾患と皮膚疾患,血管内大細胞型B細胞リンパ腫とランダム皮膚生検,成人T細胞白血病/リンパ腫あるいはHTLV-1関連皮膚疾患,モガムリズマブによる薬疹である。しかし,既に知られてはいるが重要と思われるものは,従来からのテーマであっても扱った。これらは,骨髄異形成症候群や骨髄性白血病と皮膚病変,あるいは節外性NK/T細胞リンパ腫や芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍の皮膚病変である。