フルチカゾン/サルメテロール配合薬（DPI）からフルチカゾン/ホルモテロール配合薬（pMDI）への切り替えによる高齢喘息患者の末梢気道閉塞の改善

Switching from salmeterol/fluticasone dry powder inhaler to formoterol/fluticasone pressurized metered-dose inhaler improved small airway obstruction in elderly asthma patients

　フルチカゾン/サルメテロール吸入配合薬（SFC-DPI）でコントロール不十分な高齢喘息患者27例を対象として，フルチカゾン/ホルモテロール吸入配合薬（FFC-pMDI）への切り替え効果を検討した。FFCへの切り替え８週後に，FEV1は改善しなかったが，末梢気道指標（FEF25-75，MEF25），喘息コントロール（ACQ），QOL（SF-8），吸入器使用感は有意に改善した。FFCは高齢喘息患者に対する有力な治療選択肢であることが示唆された（Clinical Trial registration：UMIN000018449）。