特集 アトピー性皮膚炎の病態に基づいた新たなアプローチ
XIII.トピックス:アレルギー専門医の現状と将来
中村陽一
1
Yoichi Nakamura
1
1横浜市立みなと赤十字病院アレルギーセンター センター長
pp.268-275
発行日 2016年1月15日
Published Date 2016/1/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201602106
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世界的に増え続けるアレルギー疾患に柔軟に対応できるアレルギー専門医とは,〈1〉 自身の基本診療科のアレルギー疾患は,軽症から重症難治例まで広く診断・治療・管理が可能であり,〈2〉 他の基本診療科のアレルギー疾患については,軽症および合併症としての治療が実施でき,非専門医からのコンサルテーションに対応できる医師と考えられる。将来的な新専門医制度下での研修内容については未定であるが,あらたにアレルギー専門診療をめざす若い医師には,学術講演会や講習会などを通して知識と技術の習得への道が開かれている。