特集 アレルギー疾患治療の有効性評価
III.耳鼻科 3.アレルギー性鼻炎の薬物療法の有効性評価法
後藤穣
1
Minoru Gotoh
1
1日本医科大学多摩永山病院病院教授・部長
pp.276-283
発行日 2015年1月15日
Published Date 2015/1/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201502080
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アレルギー性鼻炎の臨床試験では,これまで奥田の分類に基づいて患者が自ら症状の変化を鼻アレルギー日記に記入する方法が広く行われてきた。くしゃみ,鼻汁は回数で評価し,鼻閉は自覚症状を基準にし,どのような症状がどの重症度になるか規定している。このような症状スコアだけでなく,併用薬の使用頻度をスコア化した薬物スコア,QOLの変化など複数項目を評価基準することによって薬物療法をより客観的に評価することができる。