特集 最近の大気汚染とアレルギー疾患
序 ~大気環境とアレルギー~
西間三馨
1
Sankei Nishima
1
1国立病院機構福岡病院名誉院長
pp.1463-1466
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201410009
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アレルギー疾患の発症・進展には環境因子が大きく関わっているが,一言で環境と言ってもマクロの因子からミクロの因子まで無限に近いものを包含している。本特集ではその中の大気汚染に焦点を当てて,それぞれの専門家から述べてもらった。大きく全地球規模の環境の変化から日本の大気環境,公害喘息等で社会問題化した過去の大気汚染と現在の環境サーベイランスの取組み,黄砂,PM2.5,空中花粉,室内汚染(ダニ,ペット,カビ,タバコ,化学物質等)と多岐にわたって環境とアレルギー関連の知見を概括した。