特集 アレルゲン免疫療法~臨床の最前線~
III.成人喘息におけるアレルゲン免疫療法の意義と効果
永倉俊和
1
Toshikazu Nagakura
1
1用賀アレルギークリニック院長
pp.1058-1064
発行日 2014年6月15日
Published Date 2014/6/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201407030
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減感作療法は,当初の皮下注射による治療法でスタートした。ここでは成人気管支喘息に対する本治療法の有用性に関するメタ解析について紹介し,本治療法の効果検討に関する注意点に関して次いで述べる。 さらに通常のいわゆるコンベンショナルな皮下注射法の発展型ともいえる急速減感作療法,さらに抗IgE抗体(ゾレア®)と減感作療法の併用法,そして未来の減感作療法の可能性を示唆するリンパ管経由減感作療法を紹介する。