連載 アレルギー疾患の治療薬(5)
耳鼻咽喉科領域 抗ヒスタミン薬
藤倉輝道
1
Terumichi Fujikura
1
1日本医科大学耳鼻咽喉科准教授
キーワード:
インペアードパフォーマンス
,
無作為化比較試験
,
リリーバー
Keyword:
インペアードパフォーマンス
,
無作為化比較試験
,
リリーバー
pp.776-782
発行日 2013年4月15日
Published Date 2013/4/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201305114
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耳鼻咽喉科領域,特にアレルギー性鼻炎治療において第2世代抗ヒスタミン薬は鼻噴霧用ステロイド薬と並び治療戦略の中核をなす薬剤である。インペアードパフォーマンスが認められず,ある程度の即効性が期待できる薬剤が使いやすい。花粉症の初期療法として花粉本格飛散開始前の第2世代抗ヒスタミン薬の使用が推奨されている。花粉症患者の増大に伴い,一般用医薬品(OTC)や第1世代抗ヒスタミン薬による治療も行われるが,その副作用,特性を十分考慮の上使用すべきである。