Japanese
English
特集 成人肺炎診療ガイドライン2017-残された課題と研究的視点を含めて-
序 -肺炎診療の現状と展望-
The current situation and perspective in clinical practice of pneumonia
門田淳一
1
Kadota Jun-ichi
1
1大分大学医学部呼吸器・感染症内科学講座 教授
キーワード:
肺炎診療ガイドライン
,
超高齢社会
,
誤嚥性肺炎
,
抗菌薬療法
,
肺炎予防
Keyword:
肺炎診療ガイドライン
,
超高齢社会
,
誤嚥性肺炎
,
抗菌薬療法
,
肺炎予防
pp.30-32
発行日 2017年12月25日
Published Date 2017/12/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201801030
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新しく改訂された「成人肺炎診療ガイドライン2017」は,わが国の超高齢社会における肺炎診療の方向性を提案するとともに,国内外のエビデンスに基づいて推奨をあげ,実地医療に即した使いやすいガイドラインとして刊行された。しかし,まだわが国におけるエビデンスは十分でないため,誤嚥性肺炎や終末期の肺炎への対応および肺炎診療における原因菌の同定法,バイオマーカー,耐性菌のリスク,治療薬選択の基準,予防法など,今後,基礎的研究の進展と臨床的エビデンスの構築が求められる。